病院における看護師のストレス実態調査の研究では、業務量の多さと業務への不安、人間関係、プライベートへの負担が上位といわれています。私たち看護師は多くの悩みや不安、プレッシャー、過酷な労働環境から心と身体に負担になっています。
この記事では看護師のストレス軽減に繋がる方法と解説を紹介していきます。今日や明日から始められるものをお伝えします。
看護師のストレスの現状
福島県の看護研究の発表によると、もっとも多かった項目は、「看護師の数と仕事量のバランスが悪い」「医療事故への不安」「患者や家族とのかかわり」「自分の時間が取れない」という結果でした。背景には平均日数の短縮、看護師不足、業務の多忙さの労働負荷が大きいことが原因とされています。
具体的には・・・
業務量:業務量が多い 時間外の研修、委員会 十分な休憩時間が取れない
業務内容:医療事故への不安 能力以上を期待され負担に感じる 新しい医療技術を覚える
人間関係:気難しい患者・家族との関わり 医師と考えの違い スタッフ間のコミュニケーション
プライベート:夜勤による家庭生活への負担 仕事と家庭の両立が困難 自分の時間がとれない
人材不足や業務内容の改善は病院全体の問題であり、改善には時間がかかります。ストレスは無自覚にも溜まるものです。今日や明日から始められるストレスを軽減する方法を根拠を交えて紹介していきます。自分にあった方法を見つけてください。
今日から始められるストレス軽減の方法5選
感情をアウトプットする
今あるストレスは無視できません。モヤモヤしたまま溜め込むことは更なるストレスを生み出すので、感情を表出しよう
●白紙の紙や日記にとにかく書き出す
●次にどう行動するかToDoリストを作成
●次の目標が決まったら悩むのはそこでおわり!!
アウトプットをして充実した夜・休日をむかえてください
散歩をする
散歩する!?そんなことでストレスが減るの?
散歩の効果を甘く見てはいけません。
厚生労働省によると歩行は健康上の効果が期待できるといわれてるよ
特に朝の散歩で日光をあびることで、セロトニンというホルモンが活性化され体内時計をリセット、生活リズムを整えます。散歩は脳の記憶力と思考力を改善するともいわれています。
ハーバード大学医学大学院の脳神経学の専門家スコット マクギニス氏によると
ウォーキングなどの適度な強度の運動を、6ヵ月から1年続けただけでも、脳の思考や洞察力、記憶などに関わる領域が増えます。運動習慣のない人は、すぐにでも運動を始めるべきです
このように述べています。散歩するだけで運動効果だけでなく思考を整えストレス軽減に繋がるので取り入れる価値があります。
好きなことに没頭する
仕事の悩みは仕事でしか解決できないと私は考えているので、基本は自宅に仕事を持ち帰らないようにしております。当たり前ですが仕事以外の時間はあなたの時間です。仕事のことが“無”になれるくらい好きなことに時間を費やしてください。
料理が好きなら、料理やお菓子をつくる、ゲームに没頭する、ショッピングをする、映画をみる等々なんでも良いんです!
看護師以外の貴方らしさの部分を伸ばしていってください
質の高い睡眠
睡眠は量と質の両方が大切ですが、夜勤があり不規則な生活の看護師には質を重視してほしいと考えています。
スタンフォード大学のスタンフォード式 最高の睡眠によると【入眠直後の90分をゴールデンタイム】と呼んでいます。この90分の眠りが深まっていくときに副交感神経が優位になり、自律神経が整います。そして新陳代謝やアンチエイジングにつながる成長ホルモンが大量に分泌されます。
夜勤明けに寝て、気付けば翌日の夕方という友人もいますが、あまり良くないですね
前述に述べた趣味の時間も無くなってしまうので、気をつけましょう!
思い切って休もう
寝ても疲れが取れない なんだか仕事行きたくないなぁ・・・
仕事行きたくないな、、そう思うときは無理せず休みましょう
過酷な労働環境ですから心も疲弊します。心の疲れを放っておくと、いずれ身体にも症状が現れる可能性があります。自分の疲れを理解することは、、自分の心と身体を守ることになります。
無理して仕事に行くことは、集中力にかけ注意散漫となり医療事故に繋がる可能性もあります。1日休んで心を落ち着くかせて明日からまた働きましょう
現場は常に人手不足、始業時間の直前の連絡だと受け持ち業務や患者さんの振り分けを行うのでギリギリの連絡は避け、余裕をもって連絡をする。しっかり休養をとったらお礼を伝えることも忘れずにしてください。
\完全無料 満足できなければ退会OK/
/手厚いサポーとで安心\
まとめ ストレスと上手く付き合うことが大切
まとめると
- 看護師は業務、人間関係、プライベートでストレスを感じている
- アウトプットで考えの整理をする
- 身体を動かし、好きなことに没頭する
過酷な労働環境で勤務する看護師。ストレスや疲労が溜まるのは誰でも一緒です。紹介したものの中に自分に合ったストレス軽減法はあったでしょうか。無理をして働けば長くは続きません、自分を労り心に余裕をもち看護を行っていきましょう
少しでも皆さんの心が軽くなることを願います。
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